こんにちは、たんぽぽと申します。
今回は映画「ショーシャンクの空に」を観た感想をお話ししたいと思います。
モーガン・フリーマンの魅力
この物語にぐっと深みを持たせるのが調達屋「レッド」の存在です。
レッドを演じるのがモーガン・フリーマンという俳優さんです。
数々の名作に出演する彼ですが、この作品にも彼の魅力はたっぷり詰まっていると思います。
彼はストーリーの語り手でもあります。
モーガン・フリーマンさんの落ち着いた声のトーン、話し方以外にこの映画の語りはあり得ません。
この作品で最初に彼に魅了されたのは、人を避けていたアンディが初めてまともにレッドに話しかけるシーンです。
その時見せる彼の笑顔がとても優しくて、皆さんにもぜひ注目して頂きたいです。
最高のストーリーと完ぺきな構成
本作品はスティーブン・キングさんの「刑務所のリタ・ヘイワース」という小説を原作とする作品ですが、実話を元にした作品なのかと勘違いしてしまうようなリアリティがあります。
登場する囚人のセリフや人生から、刑務所の中の生活が「シャバ」と言われる世界とどう違うかが実感として感じられるように思います。
刑務所の中は今までいた世界とは違いすぎます。映画の冒頭ではアンディを含めた刑務所に入所したての「新人」について描かれます。
刑務所の中のことを何も知らず、戸惑い、怯え、絶望する新人に対して、映画を見る私たちは感情を移入しやすいのだと思います。
また、50年もの間、服役している「ブルックス」という人物の人生を通して、刑務所という閉鎖された場所と終身刑の恐ろしさを知ります。
ストーリーの展開も面白くて目が離せないのですが、そこにはフランク・ダラボン監督の手腕によるところも大きいのだと思います。
この映画の中では20年以上の時の流れが描かれます。
2時間22分という時間の中で描くには膨大な量の内容が詰まっています。
これは私の主観ですが、この映画を見ていて展開の早さを感じたり、時の流れに違和感を感じることはありませんでした。
無駄だと思えるシーンも無くて、この脚本は完ぺきと言えるのではないのでしょうか。
まとめ
殺人、終身刑、刑務所といったものに対するイメージというと暗くて怖いというなものが多いのではないかと思います。
この作品を観終わって、そういったイメージとは対照的な感動を覚えました。
まだご覧になっていない方にも是非その感動を味わっていただきたいです。
私はヘイウッドというキャラクターも大好きなのでぜひ彼にも注目してみてください。